2007/10/03

9月16日 <セントレア⇒成田⇒L.A.>

*****H19年9月16日(日)*****

今日からアメリカ旅行が始まる。

朝5時半に目覚めたが、大粒の雨が降っている。台風11号の影響による雨だ。
だが、台風自体は東海地方には近づいてはおらず、済州島の南を北進しているという。
家内の咳もなく、雨に濡れて出発する以外は、お陰様で支障はない。ありがたいことだ。

11時になった。雨も小降りになり、車にトランクを積み込んだ。
次男に金山まで送ってもらう。
名鉄電車に乗ってセントレア(中部国際空港)へ行き、ANAの窓口へ行く。

ANAの国際線窓口はまだ閉まっていたので、仕方が無いのでANAの案内所へ行く。
そこで私の大きな勘違いに気がついた。
てっきり名古屋で通関し、通関後に成田へ向かうと思っていたが、実際は名古屋と成田間は国内線で、成田で通関することだった。
搭乗の2時間も前に来ることは無かったが、でもあっと言う間に成田行の飛行機の出発時間になった。

セントレアでの搭乗手続きが終わり、搭乗口に向かう。
我々は成田で通関があるが、荷物はこのままロスまで直行だ。


今回は普通の搭乗口ではなく、バスに乗って飛行機に向かうという。
ということは、小型のジェット機なのかな? と一瞬思った。
だが、バスが横付けしたのは、こんな飛行機がセントレアにいるのが不思議に感じるほど小さなプロペラ機だった。何しろ搭乗人数が60人ほどの機体だった。国内のローカル線に使用している機種だろう。

<セントレアから成田行き>





搭乗してCAさんに成田での乗り換えのことを質問した。
この機の EXIT は3階なので国際線は4階まで行けばいいそうだ。でも到着からロス行きのANAの出発まで1時間しかない。急いで通関することが肝要だ。

現在、伊豆半島の上を通過し、前方に伊豆大島が見えている。
天候もよく、成田からは快適な旅になりそうだ。

成田空港でLAへの搭乗手続きを済ませ、通関をし、ANAに乗り込んだ。
今度は、左右3席ずつ、中央にも3席の合計9席だ。
前にはモニターが付き、昨年乗った航空会社の飛行機より広く格段にいい。
食事もおいしいし、デザートにハーゲンダッツのアイスクリームが付いていたのがまたうれしい。またもや完食。
早速、持参した「水滸伝・第六巻」を読み出す。

だが、食事前に少し時間があったので軽めの映画を見ようと「スパイダーマン3」を見てしまった。
途中で中断する方法を知らないので、食事中も食後も見続けることになった。
ワンパターンだが、結構楽しめた。
本当は、「市民ケーン」を見ようとしていたがプレミアム上映だったので観ることは出来ないのだった。結局、今回の旅行中は本を読破する時間はこれ以後全くなかった。
昨年は往路に一冊読み終えたのに・・・。
日本時間の午前2時過にLAに到着する。
そろそろ寝ないと明日がこたえそうだ。

去年、結婚30周年でクロアチアへ行った時に乗った飛行機の冷房の効き過ぎにはまいったので、長袖を何枚も用意したが、ANAはエアコンの効き方も丁度よい。暑くも寒くもない。
ANAのCS(Consumer Satisfaction)対応や社員レベルの高さや教育マニュアルもしっかり出来ているのかもしれない。
もう午後10時です。おやすみなさい!

と、少し寝かかったが、すぐに目が覚めてしまった。
1時間半ほど小刻みに眠っていたら、外がうっすらと明るくなってきた。
日本時間ではまだ間夜中の12時。日本とは時差が18時間ある。
つまり、今はLAの時間では、16日(日)の朝8時だ。あと2時間ちょっとで、LA国際空港に到着する。

ザワザワし始めたと思ったら、朝食タイム。
そして、LA空港に到着した。

入国審査では、アメリカの現実を見せ付けられた。
テロ警戒のためだろうか、両手の人差し指のスキャン。そして、顔写真も撮られる。
無事通過し、荷物を取り出し、出口に向かう。出口では、弟が所用で出迎えできないので、弟の奥さんと次男次女が出迎えてくれた。
会ってびっくり、次男が弟と瓜二つ。絶対間違えない。

LAは思っていた以上に涼しい。18度だという。LAは暖かいという印象があるので、日本と同じ位の30度ぐらいかと思っていた。今日は、最高でも23度だそうだ。
しばらく歓談の後、シャトル乗り場に案内してもらう。



シャトルは、DOOR TO DOOR の乗合バンだ。
奥さんは車でダウンタウンに乗り入れた経験が無い上、フリーウェイを運転するのは危険なため、我々2人だけでシャトルに乗ってダウンタウンにある「ミヤコホテル」まで向かうことになった。
15分ほど待ってブルーのシャトルがやって来た。
ここで、あさってまで奥さんたちとは、しばらくのお別れ。



<LA空港からのシャトル>




シャトルはLA空港から色々な地域に出ている。我々の乗ったシャトルは、8人乗りのバンだが誰も乗っていない。ラッキーと思ったのは浅はかだった。
LA空港はこんなにも広いのかと思うほど、空港の至るところに乗り場があり、そこで客を次々拾う。
5~6ヶ所止まっては乗客確認をしていたが、不思議なことに先程我々が乗った場所にまたやって来て客を乗せている。
つまり、満員になるまでグルグル廻った後で目的地に向かうシステムだったのだ。
しかも、ホテルだけではなく、同方向なら自宅までも送ってくれて降ろしてくれる。フリーウェイを降りたと思ったら、女性客を自宅まで送っている。そして、またフリーウェイに乗った。
これで、一人16ドル+チップ。



我々が宿泊する「ミヤコホテルL.A.」は、リトルトーキョーにあり、日本の「都ホテル」の系列ホテルだ。、
ホテル内の通路には、リトルトーキョーの戦前・戦後の歴史的写真がパネルにして並べられている。
日本人移民の歴史がここで見られる。

8階の部屋からは階下にリトルトーキョーの店舗が見える。眼下に見える日本食レストランに次々と人が入り、行列もつくっている。よほどおいしいのか、雑誌などで紹介された有名店なのだろうか?


<ホテルの部屋からリトルトーキョーを望む>




家内は、寝不足のため、チェックインの後、ベッドで眠ってしまった。私一人がこの旅行記を今書いているという状況だ。

夕方5時になったので、どこかへ夕食に出かけようと思ってなんとなくテレビをつけたら、昨晩日本で見逃したNHKの大河ドラマ「風林火山」をやり始めた。まさかLAで大河ドラマを見るとは思わなかったが、結局最後まで見てしまった。
テレビを見ても日本語だし、外へ出ても日本人街、そして日本人の旅行客ばかりで、今本当にLAに来ているのか不思議に感じる。
リトルトーキョーを散策した後、食事も日本食レストランでうどんを食べ、ヤマザキでパンを買い、そしてコンビニで水を買う。全く日本にいるのと変わらない。

ホテルで、明日の7時間LAツアーの確認をする。
9時50分集合、17時解散だ。もしかしたら、ツアー客は日本人ばかりかもしれない。

部屋に戻り、風呂に入り、洗濯をする。明日もう一晩、ここに泊まる。
洗濯も連泊するからできる。いつもよりかなり長かった日曜日もやっと終わり。

      おやすみなさい!

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